2011年11月24日

思わぬ小旅行

祝日の昨日。
午前の仕事を終えて帰ってきた主人が、
「紅葉見に行くなら今日がラストチャンスじゃない?」と一言。
雲は広がっているがとりあえず雨は上がっているし、念のため洗濯物を取り入れておいて
行き先決めずいざ出発。

大佐渡小佐渡ともに山は紅葉で染まっているのが分かる。
山の方に行ってみようか?なんて言いつつ車を走らせていたら



なぜかウルトラマン登場・・・

さらに走っていたのだが、山を目指していたつもりが何故か海に着いてしまった。
まあ細かいことは気にしない。



赤い橋が見えてきたので寄ってみることにしました。
ここは津神神社。
1152年、付近の村の海岸に出現した御神体を安置したのが始まりといわれ、
現在地に移転したのは元禄以前だそうです。
以来、北前船の航海安全・商売繁盛、そして地域に住む人々の心の支えとして現在に至っています。

神社の入り口には見上げてしまうほど大きな松。

安産の松という名前だそうです。そう思ってみるとなるほどそんなような形に見えるような?(ああそこから産まれてくるのよね、というか。違ったりして・・・)
いつかあやかる日が来るんでしょうか?

さて神社に入ってみましょう。


こんな珍しいものも・・・

説明を読んでみます。
「江戸時代、北前船で賑わった頃
大型船が(千石船または五百石積船)沖で停泊中
急な時化にて、碇の綱を切って避難した。
近年、大川港沖二〇米位の海中より出現」
とあります。

荒波イメージの日本海、今日あたりは外海は6~7メートルの波との予想ですが
海が荒れる前には佐渡の湾内に避難してきている船をよく見かけます。
湾が2つある佐渡独特の地形のおかげで、難を逃れた船もたくさんあったのでしょうね。

神社の後ろまで遊歩道が整備されていました。
海の上に突き出た岩場の上に立ってみると
いくら波が穏やかな部類に入る地形とはいえ、打ち寄せる激しい波の音が冬の到来を感じさせます。
その岩場にはさらにこんなものも。


明治18年建立、善宝寺です。
この構えで寺?という素朴な疑問。

やはりこれも船に関係しています。
当時西日本各地からの和船がよく出入りしていたこの地域ですが、
明りがなくて非常に不便であったそうです。
そんな折、廻船問屋のある方が発起人となり寄付を集め、
この「寺」の一階部分には海上安全・商売繁盛を祈願して善宝寺をまつり、
二階部分には石油で明りを燈す、私設灯台を建設したのです。
これは非常に喜ばれ、使用する石油は和船からの寄付やイカ釣り漁船からの税が充てられたのだとか。

灯台の役割を持ったお寺、ということですね。
当時はこれが最高の灯りだったんだそうです。

では、正真正銘の灯台といえば・・・



神社からほど近い場所にあるのが、島民なら知らない者はいない「姫埼灯台」。
日本を飛び越え、世界の灯台100選にも選ばれています。
明治28年、佐渡の灯台1号として建設された姫埼灯台は、鉄造りの灯台としては日本最古のもので
白色六角形の形は明治の洋風建築のつくり。文化遺産としても価値が高いのです。
新潟からカーフェリーに乗って佐渡に向かうと、到着30分前に船内で
「本船は姫埼灯台を過ぎ、両津湾内に入りました」というアナウンスが流れます。
それを聞くと佐渡島民は「ああ佐渡に帰って来たなあ」とほっと一安心し、
旅人は「いよいよ佐渡にやってきた」と心躍らせるのです。
そんな心のスイッチの役割も果たしている、素敵な灯台です。

海は世界とつながっているのだな、と思わせてくれる。


佐渡の東に位置する姫埼灯台のあたりは、暗くなるのも早いです。
昼の明りがだんだんと陰ってくる中、海の向こうにはうっすらと本州の山々が見えていました。






・・・ところで、先ほどの神社周辺に多く掲示されていた注意看板。

なんだかやたらリアルなシルエットなのですが、



狛犬の後ろにあるというのはどうだろうか。


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この記事へのコメント
≪姫崎灯台≫という名前もいいですが、姿も貴婦人の立ち姿のようですね。
日本最古の鉄骨造の灯台が佐渡にあって、しかも 現役のようですので 佐渡の方にとっては 象徴的な灯かりでしょう。
春夏秋冬 その海を照らす灯かりを見てみたいものです♪
Posted by JUJU* at 2011年11月28日 19:10
JUJU*さん>この灯台の光は33キロ先まで届くのだそうです。
海と生きる人々にとってはまさに生活の一部ですね。実は佐渡には47基もの灯台があるんだそうですが、姫埼の美しさは群を抜いているものと思われます。もうちょっと絵になるように撮りたかった・・・撮影スポットを誤ったかも(笑)
Posted by mon-amiemon-amie at 2011年11月29日 01:29
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